茨城県立中高一貫校受験のメリット・デメリット
今回は茨城県立中高一貫校受験のメリット・デメリットに関して書いてみようとおもいます。しかも保護者目線で書いてみようとおもいます。これはどうして保護者目線でかけるのかというと実際私の子供が茨城県立中高一貫校に合格をして今年中3を卒業してそのまま高校に持ち上がりで進学をするので3年間の総括でここに書いておこうと思うからです。
正直保護者的にはそれほどデメリットを感じて降りません。しかし、他の人はデメリットと感じるかもしれないということを先に書いておこうとおもいます。まず1番目は部活に時間を取られないです。おそらく、普通に中学校に進学をすると部活命のような部活中心の学校生活を考えられているとおもいます。しかし、付属中の場合は基本的に集団スポーツの部活がなかなか人数が集まりません。当然と言えば当然です。各学年男子20人女子20人ですから野球やサッカーを中学で一生懸命やりたいという人にはむきません。2番目は1クラスしかないので3年間クラス替えがない。人間関係で詰むとそのまま3年間そこで過ごさないといけないので人間関係のリセットがないです。人間関係に不安がある人には向かないです。3番目は高校を卒業して進学をする気がない人はそもそも先取り学習をするので向きません。4番目は神栖からだと遠いのでバス通学か10キロ以上自転車で通わなくてはならない。個人的にはもうこれぐらいしか思いつかないですね。
次にメリットについてですが、個人的にはいろいろありました。まずは、部活中心の生活ではなく学習を中心にできるので勉強に集中させやすい環境であるということ。3年間の学校で学力推移調査というベネッセの模試を年に3回やるのですが、附属中でしっかり学習をしていれば、全国偏差値が60以上は余裕で取れる様になります。ここでベネッセの学力推移調査に関してご存じない方に少しご説明するします。この学力推移調査は多くの中高一貫校で実施されている全国模試の様なもので主に中学生の段階で受けるものです。他の県立一貫校でも受けていますし、都立の中高一貫校でも受けているものです。この模試で偏差値60以上取れるのはかなり学力的には上位になります。つまり、きちんと受験をしてその中で学習をしていけば、それだけの学力というものを身につけることができるのです。
これは本当に大きなメリットです。また、中高一貫校ですから高校受験を考える必要もなく大学受験だけに集中できるのは大きいですね。大学受験に向けていろいろと資格を取るための学習にも集中することができます。英検や数検を高校受験というものを意識せずに学習を進めていくことができます。これは非常に大きいです。特に英検は中学の時から段階的に学習をしていけば、中3までに準2級や2級を取得することもできこの点も大学受験に向けての準備としてはプラスに働きます。
また、内部でしつかり学習をしていれば、高校から入ってくる生徒とかなりの学力差がついているので高校での評定平均も4から5の間で取ることができます。これは中学校の在籍の時点でほぼ予想が経ちこちらも大学入試という点においてかなり目処が立ちます。大学の推薦もかなり取りやすくなります。以前と違って今の時代は大学定員の4割以上多いところでは半分以上が一般入試以外です。こうした入試のチャンスを広げるという意味でも中高一貫校入試というのは魅力があります。また、推薦で大学進学を早々に決められるのは正直受験生本人にも家族にも楽です。なかなか決まらずに年明け2月3月まで進学先が決まらないというのは大変です。こうした点から茨城県の県立中高一貫校入試をやらないとか進学を考えないというのは個人的にはちょっと考えられないです。また、私立と違ってコスト面で見ても天と地の差があります。県立ですから授業料は一切かかりません。また、給食も中学のうちはありますから他の中学と変わりません。
あとは、クラスメートは皆受験を通ってきているのでクラスメートの学力的な水準が最低限度あるということです。学力的な最低水準以上あるということは授業が進みやすいということです。また、授業がわからずに授業の邪魔をする様な生徒が混ざる可能性が低いというのは学習を進めていく上では大きいですよね。市立の中学校に進学をすると学力水準の差が大きすぎて授業が崩壊する授業も多くあると聞くとそういうのがないのが保護者目線で見てもいいです。
デメリットよりもメリットの方が多くある一貫校受験をやらない理由がちょっとないです。もちろん大学進学なんて考えていませんというご家庭には向きませんし、中学高校でスポーツをやらせて将来プロを目指すという方も向かないです。そういう環境はありません。しかし、大学入試を将来やるという方にはかなりいい環境を手に入れることができるとおもいます。