意識の差

 今回は生徒自身がそれぞれ持っている意識の差が非常に大きいことがわかったのでここでも書いていこうともいます。高校受験が終わって久しぶりに生徒たちに会って勉強そろそろしてるか聞いてみたところまだ全然やっていないという生徒と既に高校に入って最初のテストに向けて準備をコツコツと始めているものとがいました。

 同じ学校に進学をするのでもこれだけ差があると入ってからの差は天と地の差が出るよなという事を実感しました。まぁ受験だけで通う生徒さんは仕方ないですよね。意識が低いからその後の意識向上もどうしてもうまくいかないです。本当はこの機会にしっかり学習の習慣を身につけて高校で更なる飛躍を遂げるべきなのです。この機会を逃すと次はもう手遅れの状態かもしれません。高校で成績が極端に悪いとか進学直前にきてもかなり厳しいですよね。それは今回学んだはずなんですが、どうやら学んでいないようです。

 実はこれ以外にも今回多くの生徒たちと話してみてわかることは意識の差がそのまま学校での成績の差につながっているということですね。やはりこの春休みもキチンと学習をしている生徒は学力が伸びますから結果的に上位が更に安定していくという循環になりますし、逆にこの春休みに春休みだから何もしないというのは正直勿体無いですよね。この時期にしっかり準備して高校でのスタートダッシュを確実に決めたいものです。これは中学生にも言えます。

 中学1年生はこれから始まる６年間の中等教育のはじめの年なのでとても大切です。はじめの一年でどれだけ基礎を固められるかによってこれから始まる６年間の成績に大きく影響します。始めにいい成績を取れればそれは一生の宝になる可能性があります。始めに自分はできるという強い思い込みを持てるかどうかというのは本当に大きいです。人間は思い込みの動物です。この強い思い込みがその生徒さんの将来を作るのです。

 ですから、タイミングよく背中を押してあげるというの非常に大切なものなのです。大事なのは適切な時に適切な言葉がけをしてあげることです。ここでも何度も書いてきましたが、人間は言葉に反応する生物です。もっと言ってしまえば、音に反応して行動変容が起こるのです。科学的には音声刺激に反応する生き物なのです。いかにこの言葉に気をつけて使うことで子供の成長を促すかということが親側の役割なのです。だから、大事な時期に適切な言葉がけと誘導をしてあげるのです。それが大人の役割なのです。

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