神栖市の小学校・中学校が休校延長

 茨城県の神栖市と鹿嶋市で個別指導学習塾名学館を運営しているのですが、神栖市の小学校と中学校が休校延長になってしまいました。事情はよくわかります。市内で感染者が出たのは存じておりますが、正直行政区のくくりで全部の小学校・中学校を休校にするのはどうかと思います。ちなみにこの原稿を書いている時点では隣の鹿嶋市は予定通り4月6日から学校が再開します。せめて、近隣の小学校・中学校だけ休校にするとかしないと今度は学校間での授業時間の差が大きくなってしまいます。

 この後、別の小学校や中学校で発症者が一人出たら、あるいは別の経路で発症者が出るたびに休校にしていたらあっという間に、また2週間休校になってその繰り返しになります。そうすると今年の受験生はかなり不利な扱いを来年の1月から3月の受験で受けることになります。また、もし神栖と波崎が合併をしていなければ、別の教育委員会なので波崎だけ休校で神栖は休校でなかったかもしれないわけです。

 そうした事を考えるとそろそろ通常のインフルエンザのような対応にどこかで切り替える必要が出てくるようになりますね。以前も新型インフルエンザで同じようなことがありました。今回はどこまで指定感染症として扱うのかということになります。既存薬を用いた有効な治療法がそろそろわかってくる頃です。あとは、国の承認が下りるかどうかですね。保険適用の薬をすぐに使えれば、かなり対応が変わってくると思います。今までも、こうした感染症は歴史の中で繰り返されています。そのたびに人類は治療法を確立してきました。今回はこれだけ多くの人が感染しているのですから治験もスムーズに進むことだと思います。誰もがこの新型コロナウイルスに感染する可能性があるのです。

 しかし、すべての人が必ず重症化するわけではないのです。多くの人は重症化せずに無症状だったり、通常の風邪の症状だったりします。そこが、このコロナウイルスの広がりを把握することが非常に難しくしているのです。いまはこの状態をどのように切り抜けていくのかというのが大切です。

 私たちの塾も非常に悩ましい状況です。通ってもらっている生徒さんたちの学習状況を見ると正直学校が休みだからこそ塾を開けて少しでも学力を維持させるようにしなければならないです。しかし、一方感染拡大防止には休みも必要なのは十分に承知をしています。ただ、一部の施設の中での集団発生に対して全部の学校を休みにするのは違うように思います。いずれにしても、今の対応をずっと行政がしていくのは無理が出てきますね。

 私たちは生徒さんたちの学習状況を鑑みると個別指導で少人数ですから塾の方はもう少しこのまま休まずに続けていくことにします。但し、体調が少しでもおかしい生徒さんはお帰り下さい。また、冗談でも熱があるという方もお帰り下さい。また、マスクは必ず着用してください。感染拡大防止には自分が感染しているという意識でマスクの着用をお願いします。

 個人的には早くこの新型コロナウイルスの騒動が終わってほしいです。落ち着いて学習指導に専念したいですね。

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