今日から新学年スタート

 今日は4月1日です。今日から新学年です。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が東京で止まりません。また、神栖市在住の方が感染したという情報が入ってきました。どうやら隣県の福祉施設の関係者のようです。すぐ近くにまで新型コロナウイルスが迫ってきました。

 振り返ってみると学校を休校にした意味はそれほどなかったというのが結論として言えると思います。休校にしても結局社会が動いている以上感染拡大が止まるはずもなく、勇み足で休校にしても感染拡大を食い止められなくなり、今後、本当に休校や学級閉鎖、学年閉鎖が必要になる事態が出てくると思うのですが、それでさらに学習時間が減ると今年受験の生徒さんはもうどうにもならなくなります。ただでさえ受験生は学習時間を取る必要があり、これから1年間で一か月以上授業時間が削られたらもう学校では絶対にカバーできないぐらいの授業時間が減ることになります。

 そうなるとどのように受験をやるのかという本当に困った事態になります。どこかで学習時間を取る必要性が出てきます。しかし、新型コロナウイルスの感染が今後どうなるか全く予想がつかないので仮に感染者が学校の中でそれが出たらどうするのでしょうか。一人出たら学級閉鎖なのか学年閉鎖なのが学校休校なのか。あまりに早く休校措置をとってしまったばかりに一人出たら全校休校ということになると。一人でて2週間休校。その後すぐに違う生徒が一人出たら2週間休校。というのを繰り返すことになったらそれだけで1か月その学校の生徒は休校で学習ができなくなります。これを繰り返していったら、学校によって全く授業ができなくなる学校と感染者が出ない学校はどんどん学習が進められるという状態になります。今回は全国一律に休校要請でかつ学年末で受験生に対する影響も少なくて済みましたが、今後はそういうわけにはいきません。

 塾としても今回の休校中は感染拡大をしていない状態だったので塾を通常通り開けていましたが、実際学校の中で感染が確認されるのとでは全く状況が異なります。そうなると休校の学校の生徒さんには振替をすることでお休みをしていただいて休校が明けてから指導をするということをしなくてはならなくなります。非常に対応が難しくなります。

 たぶん実務的にはどこかで通常の感染症と同じような対応をすることになると思います。つまり、個人単位ので出席停止とか、学級閉鎖、学年閉鎖という形になります。とても出ないですが、今の一人出たら全部休みという体制はいずれできなくなります。あとは時間が経てば有効な治療法が出てくるのでそれを待つしかないということになります。

 さて、私たちはこうした感染症にも対応して実際は生きていかなくてはなりません。塾ではできだけ感染症が入り込まないようにマスクを付けたり、体調のすぐれない生徒さんにはお休みいただいたりと通常のできる範囲ので感染拡大防止に努めていきます。

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