千葉県高校入試数学
今回は千葉県公立高校入試数学の出題傾向に関して書いていこうと思います。まず大問の1からです。大問の1の問題構成は各問題配点が5点で全部で6問出題されます。
(1)正負の数の計算問題が出題されます。
(2)指数の計算を含む問題が出題されます。
(3)分配法則の計算で()を外して項をまとめる計算が出題されます。
(4)連立方程式、等式変形、式の計算等、基本的な計算問題が出題されます。
(5)平方根の問題が出題されます。
(6)2次方程式、因数分解の問題が出題されます。
上記のように過去問をよく見ると出題傾向が明確にわかります。また(4)から(6)は順番が入れ替わって出題されることもありますが、大問の1は計算問題が出題されるのは決まった傾向です。ここで30点しっかり取りたいところです。
次は大問の2です。こちらも出題傾向が見られます。まず問題構成から見ると小問が5問出題されます。配点は前期が一問5点の合計25点の配点、後期が一問6点の合計30点の配点になってます。正直どこの高校を目指すにも大問の1、2は全問正解をしたいところです。
出題の傾向は順番は入れ替わることがあるので、出題分野という形で書いていきます。
(1)資料の整理の問題が出題されます。平均値の他にも中央値、最頻値、階級値、相対度数等の資料の整理の単元で使われる用語に関してしっかり理解をして求め方森会をしておく必要がります。
(2)確率の問題が出題されます。中学で学習をするサイコロの問題、コインの裏表の問題、カードに書いてある数字のもんだい、人の分け方の問題等一通り解いておくと良いでしょう。
(3)グラフの基礎的な問題が出題されます。グラフの基本的な問題と書きましたがこれは出題範囲が広く中学1年生の比例反比例、中学2年生の一次関数、中学3年生の二次関数の基本的な問題が出題されます。変化の割合、傾き、切片の出し方をししっかりと学習して答えられるようにしておきましょう
(4)図形の問題。平面図形、立体図形どちらの出題される可能性があります。平面図形ならば角度の問題、面積、立体図形ならば体積等基本的な問題を解けるようしておくと良いでしょう。
(5)作図の問題。これは前後期問わず必ず出題される問題です。コンパスの使い方の問題で、垂直2等分線、角の2等分線の書き方をしっかりマスターしておきましょう。基本的にはこの2つの作図の仕方の組み合わせによって問題を解いていくことになります。
(6)方程式の文章題。これは1次方程式、2次方程式、連立方程式のどのような問題が出題されても解答できるようにしておきましょう。特に速さの問題、濃度の問題等必出の問題は必ず解けるようにしておきましょう。
今回、ここでは5問出題されるのですが、6分野に分けて書きました。実は、ここは入れ替わりで出題されるので、全分野に関して学習をしておく必要があります。どの分野からの出題であろうとも解けるようにしておきましょう。
大問の3は関数のグラフ問題です。ここでは、関数のグラフの総合問題が出題されます。基本的な点を求めたり、グラフの式を求める問題から、面積を2等分線したり、面積を求めたりする問題までしっかり解けるようしておく必要がります。問題構成は3問出題されます。配点は前期が15点後期が10点になってます。大問の3まで完答できれば70点取ることができます。
大問の4は定番の証明問題です。配点は全部で15点となっています。証明問題といっても答えやすいように穴埋めにしたり、記号で答えさせたりするようにしています。ただし、記述でも証明問題を解けるようにしておく必要があります。もちろん、部分点での得点も考えれば、挑戦する価値は十分あります。そして、この証明を活かして、面積を求めたり、辺の長さを求めたりする問題が出題されます。
大問の5は数学の総合問題が出題されます。主には規則性の問題が出題されますが、時に図形の問題も出題されます。ここでは、文章をしっかりと読んでそれから問題を解く能力が必要になります。配点も15点となっています。総合的にみて千葉県公立高校入試数学に関しては早く正確に解く能力があれば決して100点を取ることは難しい問題ではありません。早めの対策をしっかりとして高得点を取りたいところです。