茨城県高校入試数学2

 さて、昨日の続きで今日は茨城県高校入試の数学の大問5の出題傾向からお話します。近年の大問の5は証明問題が出題されています。最初に三角形の合同の証明か相似の証明を行って、そこから辺の長さや面積、角度というのを次の問題で答えさせるというステップでの出題が多いです。

(1)が図形の証明問題

(2)が辺の長さや面積、角度等を答えさせる問題

というのがここ最近の出題傾向です。配点は(1)が4点(2)が5点となっています。数学が得意だとか県内トップクラスの高校に入学をしたいという生徒さんはここらの問題もしっかりと得点にしていきたいところです。また、350点以上取りたいという生徒さんならば、ここは解きたいところです。

 次は大問の6になります。ここ最近は関数の文章問題が多く出題されています。関数の文章問題というと少し難しいように聞こえますが、内容をよく読んで取り組めばそれほど難しい問題ではありません。むしろ、最近の流れの特徴がよく出ている出題のされ方をしています。それは、数学を実生活で生かすような問題というのが出題されています。ですから、問題文は多少以前に比べて長くなる傾向がありますが、実際問題を解くという場面になるとそれほど難しい問題ではありません。

 過去問をみても、水道料金を求める問題だったり、バスの運行時刻表の問題だったり、水の排水や貯水にかかる時間の問題や水のかさの問題だったりとよくよく考えれば、それほど難しい問題でなかったりします。しかし、数学を実生活に応用するという考え方が全くできていないとこうした問題が解けません。数学の問題というよりは実生活どのように計算を活かすかという観点での出題になります。配点も(1)が4点(2)が5点となっています。

 大問の7は中1で学習をする資料の整理の問題です。資料の整理といわれると何のことかあまりピンとこないことが多いかもしれません。今の保護者の方は全員中学校でこの単元の学習はありませんでした。資料の整理とは統計の基礎的な学習になります。統計というと難しく思うかもしれませんが、簡単に言うと平均を出したり、中央値をだしたり、最頻値を出したりする問題です。その逆の平均から個々のあたりを求めたり、中央値から個々の値を求めたりする問題が多いです。保護者の方が一番理解しやすいのは数独というパズルに近い問題だと思っていただければ、わかりやすいと思います。実はここは大問の中で比較的取りやすい問題だと思います。計算の仕方がわかり、計算ミスさえなければ、必ず解ける問題だからです。ここからは出題形式が一定でないため(1)(2)の配点だけ書いておきます。(1)の配点は4点(2)の配点が5点となっています。ただ、ここでよく問われる問題は平均値、中央値、最頻値等を使って答える問題や階級値や相対度数の問題が良く出題されています。

 最後は大問8です。ここはもう何十年も不動の出題形式です。空間図形の問題です。空間図形の問題はもうここ20年以上定番で出題されています。ここも、空間図形の問題というのわかっているのですが、様々な出題形式で毎年出題されています。ですからパターンというよりは空間図形の問題をいかに多く解いたかというのが問われる問題だと思います。内容も空間図形の体積、表面積、側面積、辺の長さ、角度等々様々な角度から出題されます。正直この最後の問題を時間内に解ける受験生が何にいるかという問題です。全体的な問題のボリュームと難易度から見れば、茨城県の数学の100点は本当の実力がないと取れないというのが最終的な結論になります。県内でもごく少数が100点をとれるような形になっています。

 最後に数学の問題を総括して終わりにしますが、この茨城県高校入試の数学の問題は本当に基礎的な問題、基本問題から順に積み上げて応用発展問題へと難易度が上がっていきます。逆に基本問題をしっかりと解く力があれば、自分の目標とする点数も比較的取りやすい問題構成ではあります。

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