千葉県高校入試社会について

今回は千葉県の社会です。まずは前期・後期の構成をみてみると

前期 試験時間50分 大問数8題 問題数32問

大問1 小問

大問2から大問8 地理分野から2題、歴史分野から2題、公民分野から3題出題されます。

 

後期 試験時間40分 大問数7題 問題数27問

大問1 小問

大問2から大問7 地理分野、歴史分野、公民分野から2題ずつ出題されます。

 

社会も茨城県の傾向と同じようにそれぞれの分野から均等に出題されています。こちらもどの分野もまんべんなく勉強し苦手な分野がないようにしておくことが大切です。茨城県よりは問題数が少ないので1題1題に余裕をもって取り組めるとおもいます。

 

それでは具体的にみていきます。

大問1 小問 問題数4問 各3点 12点満点 

各分野から1、2題ずつ出題されています。地理・歴史・公民の融合問題となっており千葉県の特色と合わせて出題される特徴があります。今年は千葉市にある加曾利貝塚と関連する問題が前期で取り上げられており、後期では千葉市花見川区幕張町と山武郡九十九里町がさつまいも試作地になったことに関連する問題が題材として取り上げられていました。普段のニュースなど時事も興味を持ってみるようにしましょう。

 

大問2から大問8 前期は地理分野2題、歴史分野2題、公民分野3題の構成になっており地理分野、歴史分野は大問ごとに5問で、1問3点か4点の配点になっています。公民分野は大問ごとに2問・3問で、1問3点か4点配点になっています。公民分野が1題多くなっていますが問題数でみればそれほど差はなく3つの分野からほぼ均等に出題されています。後期では各分野2題の構成で地理分野が全8問で31点満点、歴史分野が全9問で28点満点、公民分野が全7問で24点満点の構成でした。

 

地理分野

大問2からは日本地理、大問3からは世界地理が出題されています。千葉県の地理分野で毎年出題されているのが地形図の読み取りです。この単元は茨城県でも毎年出題されていましたね。千葉県では前期・後期の両方の試験で毎年問われているのでしっかりと対策が必要な単元になります。今年は地形図から土地の起伏を読み取る問題や、地形図を正しく読み取ったことがらを選択肢から選ぶ問題が出題されていました。茨城県の社会のときも 書かせていただきましたが、地形図では地図記号、縮尺、等高線がとても大切です。まずはこれらをしっかりおさえておきましょう。世界地理では毎年世界地図の図が出題されます。その世界地図から世界の国が毎年ピックアップされ問題が問われる形式です。今年は東南アジア、アフリカの国々やアメリカ合衆国について産業の特徴が出題されていました。ここで出てくる世界地図はメルカトル図法、モルワイデ図法、正距方位図法といった3種類の図法でかかれた世界地図がランダムで出てきます。それぞれの特徴をしっかりとおさえておくこともとても大切です。また日本地理では日本の県名や特徴、世界地理では世界の国の場所やその国の特徴をまとめておくと良いでしょう。

 

歴史分野

大問3では江戸時代あたりの近世まで、大問4ではそれ以降の近現代が出題されています。歴史分野では古代から現代まで幅広く出題されますので歴史の流れをしっかりとつかんでおきましょう。大問4・5ではパネル形式で出題されることが多く、今年は時代ごとにわかれたパネルの図からそれぞれの時代の特徴を問われる問題や日本に関わりのある外国人のパネルから関連したことがらを問われる問題が出題されました。また歴史分野では、年代の並び替え問題も毎年出題されています。こちらも前期・後期で問われる頻出な単元なので対策をしておきたい問題です。

 

公民分野

今年の構成をみてみると、大問5では経済と社会、大問6では日本国憲法、大問7では国際社会が出題されています。経済と社会では需要と供給に関する問題が、日本国憲法では3つの基本原理に関する問題が出題されていました。ともに頻出な単元ですのでしっかりと整理しておきましょう。また国際社会では、アルファベット5文字で答える「BRICS」が出題されています。アルファベットで答える問題は頻出ですので他のもあわせて覚えておきましょう。

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