茨城県立中高一貫校設置に伴う鹿島高校・鉾田第一の定員減の予定に関して
茨城県教育委員会から鹿島高校と鉾田第一に県立の併設型中学校を設置に伴って高校の定員を減らす実施プランが発表になりました。2020年から鹿嶋・神栖・潮来地区では県立の中高一貫校が鹿島高校と鉾田第一に設置されることは既に多く方がご存知だと思います。しかし、それに伴って高校の定員を減らすという話はあまり知られていないようなので、ここで少し書いていこうと思います。
令和元年の今の時点(令和元年6月の時点)で中学校に在籍している生徒さんは全員影響を受けます。2020年4月から県立中学が鹿島高校と鉾田第一でひとクラスずつ出来るのに伴い県立高校の鹿島高校と鉾田第一の定員がひとクラスずつ減ります。つまり40名ずつ減るので合計で80名分の定員が減ります。
鹿嶋・神栖・潮来地区では今年はこの2校だけ定員減です。この2校の定員減は全体に与える影響が大きいです。鉾田第一と鹿島はこの地区で1番2番の進学校ですから当然上位の高校の定員減はそれより下位の高校の受験に影響を与えることが予想されます。つまり、例年ならば、鉾田第一や鹿島高校を受験していた生徒が下位の高校を受験するようになるということです。そうすると自動的に下位の高校の定員も埋まりやすくなるので各学校の定員割れも少なくなるのではないかと思われます。実際平成31年3月の入試では、神栖、潮来、柳川、波崎の高校では軒並み定員割れでした。人気があるのは鉾田第一と鹿島と麻生でした。こうしたことから上位の高校の定員減はそれより下位の高校の受験に関して緊張感あるものに変えていくと考えられます。
また、現在小学生以下の世代においてはさらに鉾田第一と鹿島高校で定員削減の予定になっています。3年後にはさらにひとクラス減らす予定になっているので鉾一と鹿島の両方の定員はそれぞれ200名になる予定です。現在小学生以下の生徒さんは高校から鉾一や鹿島を考えるだけでなく中学での受験ということも一度検討をしてみる必要があると思われます。高校受験の段階からの進学が現在よりも難しくなるのは間違いありません。受験の機会を逃すのではなく、あまり受験を意識していない世代からの受験を検討されるのがよろしいかもしれません。
最後になりましたが茨城県の教育委員会から出されている資料のリンクを下にご用意しております。確認をされたい方は以下のリンクからご確認ください。
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