令和4年茨城県県立中学入試倍率

 今年の県立中学は2校新たに開講することになります。それが下妻、水海道です。これで茨城県は中高一貫校が13校体制となります。今年は昨年の高倍率から若干倍率を下げている学校もありますが、やはりその人気は非常に高く全体として高倍率の傾向が続いています。

学校名 定員 男子 女子 合計 倍率
県立鹿島高等学校附属中 40 38 63 101 2.53
県立鉾田第一高等学校附属中 40 43 59 102 2.55
県立並木中等教育学校 160 280 321 601 3.77
県立日立第一高等学校附属中学校 80 113 88 201 2.51
県立竜ヶ崎第一高等学校附属中 40 69 81 150 3.75
県立下館第一高等学校附属中 40 34 41 75 1.88
県立古河中等教育学校 120 107 139 246 2.05
県立太田第一高等学校附属中 40 27 22 49 1.23
県立水戸第一高等学校附属中 80 199 196 395 4.94
県立土浦第一高等学校附属中 80 141 120 261 3.26
県立勝田中等教育学校 120 106 110 216 1.80
県立下妻高等学校付属中 40 52 77 127 3.18
県立水海道高等学校附属中 40 68 87 155 3.88

 まずは、近隣の付属中である県立鹿島付属中の倍率から見ていきます。男女とも志願者数は微減しています。男子は前年の3倍越えから、2倍を若干切る1.8倍と今年はかなりねらい目となっています。来年はどうなるかわかりませんが県立中高一貫の教育体制からすると非常に狙いやすい年といえます。また、女子も前年の志願者数が75名から63名と12名志願者を減らしましたが、倍率は3.15倍と男子に比べて非常に入りにくくなっています。県立中学は男女別の定員を設定しているために男女で倍率に差が出てしまいます。しかし、きちんと準備をしていけば県立中高一貫校の受験はそれほど難しくはありません。

 県全体としてみていくとやはり水戸付属中が今年は5倍に迫る勢いて受験者を集めたのが特筆すべき事項でしょう。また、県で進学実績のある並木中等は男子の受験者数が40名減りましたが女子の受験者が20名増えておりまだだ非常に狭き門というところは変わっていません。また、竜ケ崎第一附属が前年の4倍越えから倍率は下げたものの依然として3.75倍と非常に高い倍率を維持しています。今年度新規開校の下妻、水海道の両校は3倍を超える人気を得ており来年度以降の倍率の推移が非常に楽しみといえるかもしれません。

 さて、今年も私たちのところでは既に受験生を抱えておりますが、それらの生徒たちは順調に仕上がっております。あとは、もう調整をしっかりして本番会場に送り出すだけという状態です。試験会場では私たちは一切手は出せないのでそれだけが心配です。適性検査の方の対策はもうほぼこれ以上はできないという状態にまで仕上げてはあるのでそこは心配していません。

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