茨城県立中高一貫受験対策で大切な集団面接に関して

　今回は直前に迫った中高一貫校受験で当日適性検査の次に大切な集団面接に関して少し書いていこうかなと思います。面接対策で重要なのは定番の質問に的確に答える能力とグループディスカッションでいかに柔軟な発想ができて周りの意見をまとめられるかというところです。正直適性検査はある程度学習をしてきてしまうとそんなに怖くないです。

　私が教えている2023年受験予定の生徒さんも苦戦はしていますがいい形でできる様になってきます。そうなるとあとは面接の練習に徐々に比重を移していきます。理想は試験前までにもうやることはないとかあるべきことはやり切ったという状態にまで仕上げることです。

　以前も書いたかもしれませんが試験までにこういう状態に持っていけないのは正直私としては不安でしかないと思うんです。不安な状態で試験に臨ませるのは正直ギャンブルです。私は受験指導をしていて受験でギャンブルはしたくないのです。だから可能な限り目処を立てて受験当日に臨む。そして結果を出させる様にするというのが仕事ですから毎回細かく隅々まで仕上げていく様にします。

　その中で面接は非常に重要視します。面接試験で生徒たちの報告を聞くと5人いて2人か3人が全く話さないかほんの少ししか話さないそうです。集団面接でしゃべらないのは正直マイナスはないものの得点が0点になります。面接の配点は学校によって20点から30点とばらつきはあるものの適性検査の配点がⅠ、Ⅱで各100点の200点満点であることを考えると0点か20点かは合格結果をひっくり返すには十分な点差になります。

　そうしたことから面接の対策というのは正直軽視できません。私は正直適性検査のⅠ、Ⅱ同様にこの面接対策も重視します。もちろん生徒から聞いている過去に質問をされたことについても練習はしますが全く未知の設定でできる様にします。当然と言えば当然ですがこれで対応できる様にしておかないと面接はクリアできません。

　では、どにょうなことが行われるかというところから少し話してみようと思います。基本的には志望理由は大抵聞かれますからある程度の時間で話せるようにしておいてください。可能ならば1分と30秒程度のもののふた通りを用意しておくといいでしょう。この練習は親子でできるので車で移動している時とか朝の食事とか休日一緒にいる時に少しずつやっていくといいです。ここら辺は保護者の方のお力が必要です。親の前で普通に話せるようになれば、次はグループディスカッションの準備です。

　グループディスカッションのタイプを大きく分けると個人的には3つぐらいに分けられるかなと思います。一つ目はある議題に対して賛成の立場、反対の立場あなたはどちらの立場ですか理由を含めて話してください。そのあと参加者で話し合いをするタイプのものです。これは大体どちらの側についても構いません。決められた時間で話をしてまとめていく力を見るものです。こういう単純なものでもなかなか話せない生徒さんというのはいるようです。どのようなテーマにも対応できるようにしておくのがいいです。

　二つ目は新しいものを作るタイプのものです。これは新しいものを作るものであったり、新しいシステムを作るものだったりと結構幅が広いですね。これも自分の中の引き出しから出す力が必要です。こうしたものは短期ではなかなか身につかないものです。こうしたことができるようにするために時間をかけて様々なテーマに関する文章を読んだりまとめたり書いたりします。

　3つ目はもともとあるテーマが与えられてそれについて話を深めていくタイプのものです。これもそのテーマに関して全く知識がないと話しにくいかもしれません。初めからテーマが決まっていますからそれに関して一度も考えたことがないとなかなか話せないかもしれませんがそれでもなんとか話さないとダメですね。

　大きく分けて3つあげましたがこれは普通の生徒さんは大抵何もできないです。そいうことは小学校ではやらないからです。だからと言って準備をしないで面接に臨めば何も言えずに返ってくるしかありません。あなたは何もせずに臨むのですか。

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