「勉強しろ」という言葉

 今回はタイトrにある「勉強しろ」という言葉について書いてみようと思います。この「勉強しろ」という言葉。おそらく誰でもどこかで必ず聞いたことのある言葉。親の立場の人なら言われたこともあれば、言ったこともある言葉であり、この立場の人ならいつも言われる言葉になるかもしれません。学習に関連している人なら必ず言われたり言ったりしている言葉です。しかし、この「勉強しろ」という言葉は言われた方は大抵カチンと来たり、気分を害したりするのではないでしょうか。いう側もおそらくあまりいい気のしない時にこの言葉を使うのではないでしょうか。

 つまり、この言葉「勉強しろ」はいう側も言われる側も気分が良くないのです。しかし、なぜ、この言葉がその場に出てくるのでしょうか。おそらく、家に帰ってみて子供がおそらく帰って来てからずっと勉強もしないで遊んでいるだろうということが容易に推測できる状態や自分が忙しくしているところで子供が騒いでいたり、あるいは悪い点数のテストが返ってきたり、成績や順位が良くても何か少し物足りないと感じたりした時に出てくるのがこの「勉強しろ」とかそれに類する「もう少し勉強しよう」というような言葉だと思うのです。

私も子供がいますから、この言葉を使いたくなる時というのはわかります。しかし、可能な限りこの言葉「勉強しろ」は使わないようにしています。それは、この言葉には欠点が多いからです。まず、単に「勉強しろ」と言ってもこれでは何をどうするべきかということが全くわからないからです。言われた側は何を勉強しろと言っているのかこれだけではわかりません。理科ですか。社会ですか。数学ですか。古典ですか。この言葉だけではわからないのです。

 単に成績が悪い時に自分の怒りや感情を伝える言葉になっていませんか。テストで点数が悪かったり成績が悪かったりするのは、確かに勉強していないからです。だから「勉強しろ」というのかもしれません。しかし、これでは何をどう勉強するかということに関しては全く言っていないのです。悪ければ、どのように改善するのかということまで細かく言ってください。例えば、数学で点数が取れていないのであれば、それは計算ができないのか。それとも関数を理解していないのか。図形が全くわからないのか。英語であれば、単語から覚えていないのか。それとも最近文法がわからなくなったのか。色々理由があるはずなのです。そういうことをよく見て子供に指示を出さないと子供は単に親から怒られた。ということしか伝わりません。

 ここで親の立場の人に例え話をするならば、あなたがコンビニの雇われ店長だというのを想像してみてください。そこで、月に一度オーナー社長が来て売り上げについて他の店より売り上げが低じゃないかもっと売り上げを上げろと言われたとしたらどうでしょうか。この状況は子供が置かれている状況と何ら変わらないと思いませんか。そこで、反論して、「うるさいとにかく売り上げを上げろ」と言われたらどうですか。「売り上げを上げろ」を「勉強しろ」と置き換えてみてください。

 それと同じことをしているのです。そのようなことで状況が良くなるはずもないです。では、どうすればいいのか。正直手前味噌になりますが、私たち専門家に相談してください。そうすれば、どうすればいいのか。どこの学習が抜けているのか。どのような学習を進めていけばいいのかそういうことに関してはこれまでたくさんみて来て指導して来ました。いうことをきちんと聞いてくれれば、必ず成績は伸びます。

 アドバイスをされてそれをきちんと実行することが前提になりますが、きちんとやれば、テストの結果や成績は必ず出るものです。結果が出ない生徒は基本的にはこちらのいうことを全くできないです。無理なことは一切言っていないのですが、やらないのです。やらないで、自分はできないとか頭が悪いからと延々と述べるのです。非生産的な儀式を続けるのです。正直時間の無駄です。きちんとやるべきことをやれば、必ず結果は出ます。

 だから、安易に「勉強をしろ」というのではなく、必ず、どういう状況なのかということを詳しく調べてアドバイスすることが大切なのです。親なら、親らしくアドバイスを的確に行ってください。もし、それができないのであれば、一度名学館に相談してください。

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